ミヤマツチトリモチ(深山土鳥糯)   
   

    ミヤマツチトリモチ(深山土鳥糯)

Balanophora nipponica (ツチトリモチ科ツチトリモチ属)









地面から顔を出している臙脂色の丸い物体、初めて見たときはキノコか何かと思いました(笑)
雌雄異株、カエデの根と仲良しの寄生植物ですが、雄株はまだ発見されていないんだとか・・・。
名前に「鳥糯」とあるように、実際にこれをすり潰すとネバネバしたものが採れますが、 1本から採れるネバネバ量は少なすぎるので、コストを考えると鳥糯にするのは無理なんじゃないかと思いました。

埼玉県では情報不足(DD)、国では絶滅危惧2類(VU)になっていますが、寄生植物なので生育場所の特定は難しいそうです。




鳥糯実験!
以下、実験機会を頂きましたので、ミヤマツチトリモチは鳥糯になるのか??実験してみました。

手順は・・・すり潰して、濾過して、残った「物体」を指で触ってみました。

(1)「花」の部分を正面から拡大してみました。


(2)「花」の部分をスライスして、横から拡大してみました。


(3)「柄」の部分の中をスライスして拡大したら、粒々の部屋がたくさんありました。


(4)擦り下ろして濾過して〜指で触ったら、ネバネバと糸を引きました。




結論〜たくさん集めれば、糊になる?!


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