ウメバチソウ(梅鉢草)   
   

    ウメバチソウ(梅鉢草)

Parnassia palustris (ニシキギ科ウメバチソウ属)























2017年までは、県境を隔てた隣県での開花を楽しませて頂いておりました。
なぜなら、埼玉県内では2006年以降長いこと自生が確認されておらず、 「埼玉県秩父地方維管束植物目録(2018)」(岩田豊太郎著)の中では 「絶滅」と記されていた幻のお花で、2017年までは確かに未確認でした。

2018年7月、ふらりと訪れた県内某所で見つけた瞬間、思わず「わぉ〜!」ですヽ(^。^)ノ
鹿や人間等による、食害や踏締め、盗掘等の難を逃れた株たちが生き残っていました。

以後、毎年開花観察に通うようになりましたが、2019年まではある程度の開花を確認できたものの、 2020年と2021年は蕾の確認ができた株数が減っていたり、肝心な花の部分が無くなっていたりとウメバチソウの受難が続いたようで、 このまま開花→結実という種の保存サイクルが途絶えれば、再び絶滅してしまうのではないかと心配していました。

そして2022年、再び開花を確認することができました。
蕾もいくつか確認したので、今年こそは全てのお花が結実まで過ごせるように願うばかりです。

埼玉県レッドリスト(2011)では絶滅危惧1A類(CR)



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